○○を××する話

唐突にムダ毛を剃る道具に関して話そう、と思います。いやもっと東京を旅行した話だとか、大阪から広島に引っ越した話だとかあるじゃないか、久しぶりに更新したのにそんな話かと思われるかもしれないですがそこはご容赦ください。そもそもですよ、世の中には東京観光の話や引っ越しに関する悲喜こもごもの話はたくさんあるでしょうし、ムダ毛を剃るマシーンに関して話す奴がいてもいいでしょう。というわけで鼻毛・眉毛・耳毛を一つで整えられる便利な機械の話。



30を越えた弊害か、最近になって耳から毛がひょろひょろと伸びてくる、元から濃い眉毛を頻繁に抜くのはめんどくさい、それに加えて鼻毛の処理までできるということで、物は試しと買ってみました。


パワー:B   コスト:B   精密動作性:D
手入れ:A   耐久度:?   成長性:?
Aー超スゴイ B−スゴイ C−普通 D−ニガテ E−超ニガテ
 

ざっくり性能を書くとこんなものでしょうか。パワーに関してはレビューで弱いと書いてあったので不安で、確かに乾電池一個で動くので電気シェーバーなどに比べると弱く感じます。ただまあ鼻や耳に突っ込むことを考えるとあまり強いのも考え物かと思いますので、このくらいで十分かと個人的には思います。その割にすぐ熱を持つのは気になりますが。


コストは2000円弱、パナソニックさんは他に上位と下位の機種を500円差ぐらいで出してますので、選択肢がある点でもプラス評価でしょうか。替刃や電池の交換速度などはまだ使い始めたばかりなので何とも言えないです。


精密動作性というか取り回しに関しては若干不満が残りますねえ。このマシーンは上にあいてる穴に入った毛が剃れる仕組みですが、当て方が悪いと剃れなかったり逆に一気に剃れたりと強弱の加減が難しい。もともと耳用の用途がメインで買ったんですが見辛い場所にある上にこの操作性なのでなかなか難儀しております。また眉毛を一定の濃度できれいに薄くするのもなかなか難易度高いかと。個人的にはヘッドを小さくして斜めに面つけてほしかったなと思います。


手入れに関しては抜群の良さを誇ってまして、なんとこのマシーンは分解せずに水洗いできます。ハンドソープを数滴たらしてスイッチを入れながら水につけるだけで洗浄可。この点に関しては先述の上位機種より上回っております。気になる方はばらして付属のブラシで洗えてその際の分解・組み立てもスムーズです。


耐久に関してはこのあと使ってみないと何ともですね。あくまで剃る機能であり、抜くよりは高頻度で行うことになるのでそれなりに高い耐久性を期待しております。
結論としてはなかなか便利で買ってよかったと思ってます。興味がある男性諸氏はお試しあれ。








とまあここまで書いた上で完全に余談になるわけですが、この日記のタイトルに関して。最初は簡潔に「ムダ毛を処理する話」としようと思ったんですよ。でもねえ、なんというかねえ、「ムダ毛を処理する」って表現が何度繰り返しても、どうにもよくないなあと思って伏字に逃げた次第。うむ、実によくない。


だって{「ムダ毛」を「処理する」}ですよ?なんとも事務的でみじめったらしい響きとは思いませんか?
例えば「髻を結う」「御髪を下す」「剃刀を当てる」、身支度を整える言葉たちは簡潔な中にもどこかすっきりとした清潔感があり、艶がありませんか。
あるいはですよ、在原業平や世之介が出かける前にムダ毛を処理するなんて一文があったでしょうか。夕顔がジュリエットが会えない夜に枕を涙で濡らし、それでもムダ毛は処理した、なんて調子では全然こちらは泣けてこないのではないでしょうか。


多分エステやサロンに行けば、「顔のファーニチャ〜」とか「全身エスタブリッシング」みたいな専門用語が用意されていると思うんですけどね。それとは別に一般用語でも{「ムダ毛」を「処理する」」にあたる言葉を考えるべきではないのかと思うわけですよ。清潔感があり、かつ男振り・女振りが上がるようなやつを!そういうフレーズがあれば私のようなものぐさも自然と手入れをするようになり、わざわざこんなムダ毛処理マシーンについて語るようなこともなくなり、また広告張らなくてもメーカーさんも儲かっていいと思うんですがねえ。