げばら
『28歳の革命』・『39歳 別れの手紙』のゲバラの映画二部作を見たのでその感想をば。
悪い映画とは言いませんが正直言って期待していたほどではなかったっす。おそらくは史実に近く、ゲバラがどのような活動をしていたかを映画にしたらあんな風になるのではないかと。ゲリラ活動というものについては勉強になった気がします。
ただ史実に忠実な分解説をもう少し入れてもらえたらもっとよかったになーと。ゲバラはキューバ入りする前に結婚して子供もいたけど、キューバ革命中に知り合った女性の秘書と、先妻との離婚前に結婚していて、キューバを出た後先妻のところにも一度寄っていて、でも娘には父親と名乗らなかったとか。映画の中でやけにフランクな友人カミロはキューバではゲバラ並に人気があり、そのせいで彼の死はカストロの暗殺説もあるとか。ゲリラ活動だって詳しく解説されたらおもしろいかもしれませんし。
同じゲバラをモデルにした『モーターサイクルダイアリー』も全然解説ないですがあれはまだ革命家として活動してない頃の話なんで気にならないですが、今度の映画の場合は南米の政治的・歴史的なことがわかっていて、かつゲバラに詳しくないと、100%楽しめないのではないかと思います。あの腕を吊る布のシーンとかマニアはニヤッとするんだろうなー。
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