前日の補足
今日のバイトはあまりに暇だったので、同僚と5ケタの数字当てをして時間を潰していた。で、効率的な方法について数学苦手ながら考えて、初手「12345」の2手目「67890」とするのがシンプルでよい(同じ数字を2回使うのもありなので)とか考えていたわけだが、これは効率的な方法であって必勝法ではない。もっともいい手は、初手で相手の出す数字を当てることだと思う。
そんなことは不可能だから効率的な方法をとるんじゃないかと思われるかもしれないが、乱歩の犯人ならそうすると思う。例えばじゃんけんの必勝法はパーを出すことだと言われたらそんな馬鹿なと言われるだろう。だがもし相手が絶対にグーを出す状況を作れたならこれは必勝法足り得る。
乱歩におけるトリックというのは大体において種をあかせばシンプルで小技なことが多い。ただその物理的には可能だが思考の死角をつく点が素晴らしい。今座ってる椅子に人間が入ってるなんて考えないものな。
被害者の日常を綿密に観察し、捜査陣の思考を先読みし、そして必殺の罠で仕留める。決して万能な方法ではなく相手限定・状況限定下で事をなす。やはりどうも犯人が魅力的にうつってしまうなあ。