STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん感想

何度口にしてもこっ恥ずかしいタイトルであることだなあ。全ルートクリア、全実績解除したので感想でも。個別ルートはネタバレなしには語れないので一応隠すとして、とりあえず軽い総評だけ。


買ってから約一週間でのクリアとなったが、もっと短時間でクリアも出来たと思う。10時間弱ぐらい?それくらい分量としては少なめ。内容的にも共通して解決すべきテーマはなし。そのため前作のような展開によって引き込まれる感じはない、かもしれない。


ただキャラによっては前作の補完的な話もあり、各ルートでメインキャラ以外の会話がおもしろかったりと、ファンディスクとして楽しむのなら充分ではないかというのが結論。以下は個別ルートでネタバレありの感想。


・萌郁ルート
個人的に一番キャラへの評価が変わったルート。なんというかやっぱり前作のアレで、まあ結局±0にはなっても決して好きなキャラにはなってなかったのだが。唯一オカリンより年上なのにすごく頼りない部分と意外と有能な部分が他のルートでも描かれていて最終的には、この組み合わせもありじゃね?と思わされるようになった。


・クリス(←なぜか変換できない)ルート
新型ガジェットの誤作動によって半径1m以内で1日すごさなくてはならない、というすごく鉄板というかベタなお話。だがそれがいい。他のルートでもコメディとシリアスと両面こなしてストーリーを動かすのは流石メインヒロインといったところか。クリ腐ティーナなど順調に駄目人間になっていってるのは心配だがそれはそれで。


・鈴羽ルート
唯一SF的要素の残ったルート。前作でかなり過酷な任務についていたと思ったらまたしてもピンチという不幸な人。でもねえ、うん、ダルは悪くない。しょうがないよ、あれは・・・。ED後の未来はどうなっているのかすごく妄想しがいがあってよい。
鈴羽なんでいるん?というのは前作プレイ者は誰しも思うところだと思うので早めにプレイすると気楽になるやも。まゆりルートと分岐なのでそちらには入らないよう注意。


・フェイリスルート
前作の個別EDが好きだっただけにやや物足りなかったやも。思い切って前作EDの前日譚か後日譚でもよかった気がするけどなあ。闇執事や地獄メイドのくだりは好き。



・るかルート
CERO-Bの限界に挑んだルート。性別改変なしは好みの分かれるところだろうが、前作で性別戻しただけでルート全否定というのはどうなんだろうと思っていたので個人的には大賛成。お話的にコンパクトにまとまっているがもっと荒唐無稽に膨らましてもよかったかもとは思うが。各ルートとも可憐な魅力全開でますますルカ子好きになってしまった。にしてもルカパパェ・・・。前作からやばい人ではと思っていたが・・・。まともな父親がでてこない、それがシュタインズゲート


・まゆりルート
前作がクリスなら今作のメインヒロインは間違いなくまゆしぃ、と誤解を恐れず言っておく。前作ではストーリー上では重要なキャラクターでありながら個人としてはあまり語られず、開発段階ではメインであったにも関わらず結局クリスに譲ることになったまゆしぃ。キャラを掘り下げたことで(あるいは掘り起こしたのかもしれないが)、前作の単純な純粋キャラを卒業し、どっちが正ルートか迷うレベルになったと思う。



総評としてはやはりコンパクトすぎて物足りないというのが正直なところ。とはいえ補完としてやっておいて損はないとも思うので他の人の評価も診てみたいと思います。あとアニメ版はニコ動で見てるので、ネタバレ喰らわなくなったのはありがたいところ。